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<GPD社の歴代製品>





世界の片隅の、ごく一部のガジェット・マニア達のハートを射止めてやまないGPD社。





マイナーな中小企業なので世間からはほとんど知られてない、知る人ぞ知る会社となっている。






だがその発想と、それをちゃんと商品という形に落とし込んで実現している事には拍手を送りたい。


どこかの誰かがGPD社の製品を買うごとに、あの会社は再び


世にも珍しいピーキーな珍品を生み出してくれる事だろう。







ここではGPD社が作った製品を紹介していきたい。


具体的な紹介に入る前に、まずは作られた製品の順番を記載しておく。






<GPD社の発売した製品の時系列順>





GPD XD





GPD WIN





GPD Pocket





GPD XD Plus





GPD WIN2




GPD Pocket2






となる。





では発売された製品順に、



これまでのGPD社の製品の紹介を行いたい。








<GPD XD>




最初のGPD社の製品。




アマゾンのGPD XDのページ






見た目は3DSLLにかなり似ている。


搭載OSはアンドロイド。





スマホのゲームアプリを物理キーで操作したり、


エミュレーターでゲームをプレイすることを念頭に置いて作られた機体だ。





XDシリーズはWIN系列と違いキーボードがない。


WIN系列よりも性能は低いが、値段もお安めとなっている。





GPD製品に興味はあるが、安く買って試したい人の入門的な位置にあると思われる。





ただ今なら上位版のGPD XD PLUSが発売されているので


値段以外の面ではこちらを今買う意義は薄いかもしれない。










<GPD WIN>




二作目のGPD社の製品。




アマゾンのGPD WINのページ






ある意味GPD社の名を広めた製品である。





OSはwindows10。


キーボードとジョイスティック・十字キーなどのゲームパッドを内臓。







今となってはGPD WIN2が出る以上、初代を買う意義は薄いが


値段が何しろWIN2の半分以下と安いので、全ての性能がWIN2に負けていても


安さという武器の一点突破だけでも十分今でも魅力的かもしれない。







出た当時としては、物凄い小型(3DSLLサイズ)なのに


windows10搭載・タッチパネル・ゲームパッド内臓・キーボードあり


という唯一無二の存在で、多くのPCユーザー・ゲーマーを惹きつけた。







この初代WIN1の起こした大きな成功と熱狂が無ければ


後に出るGPD POCKET ……そしてGPD WIN2は存在しなかったので、


とても足を向けて寝られない存在だ。







現段階では最終版が出ており、これ以上の機能更新は行われないので、


落ち着いた最終版を買いたい人にはよい。


ただし、交換用のバッテリーが入手困難になってきている事だけは気をつけた方がよいだろう。







バッテリーは赤札天国という通販で買うか、


デントオンラインで交換をお願いする等の手段がある。








<GPD POCKET>




三作目のGPD社の製品。




アマゾンのGPD Pocketのページ






これはGPD社の構想には当初全く無かったのだが


「ゲームはやらないけど、この超小型PC(WIN1)で文字を打ちたいんだ!」


というユーザーがあまりにも多かった為、生まれた製品である。







GPD社はWIN1のキーボードはあくまでもオマケ(少し使う程度)であり


常用(長い文字打ち)されることは全く想定していなかった。







しかし文字打ちマンが多すぎたので、文字打ちに特化して作られたのがGPD POCKETである。


画面は大きくして(7インチ)小さい文字も見やすく、フルHDで、タッチパネル機能があり、


キーボードを限界まで大きく配置した超小型windows10機である。








ゲームがメインとして作られたWINシリーズとは完全に別で


あくまでもビジネス用と公言されている。








WINシリーズよりも画面が出来るだけ大きくてフルHDで、キーボードが大きいのが欲しい人は


間違いなくWINシリーズよりこのGPD POCKETの方が向いているし


幸せになれるだろう。







削りだしのアルミ外装なので、まるでアップル製品のような見た目をしており


高級感が溢れるのも人気の一つとなった。







ただし、ゲームパッドは内臓しておらず、


ゲームに最適化された初代GPD WIN1とGPD POCKETで同じゲームを動作させて


スコアを測ると、初代GPD WIN1に軍配が上がった。







ゲームをしたい人はあくまでもWINシリーズを買い、


ゲームをしない人はGPD POCKETを買う、という明確な住み分けが行われる事になった。









<GPD XD PLUS>




四作目のGPD社の商品。




アマゾンのGPD XD Plusのページ






GPD XDの発売から三年が経ち、新しく設計し直して出したのがこれとなる。





GPD XDと同じくOSはアンドロイドとなる。


性能はXD初代と比べて2倍に上がった。






GPD XDシリーズの立ち位置は、


WINシリーズやPOCKETにあるキーボード・windows10が不要なユーザーに向いている。


あくまでもアンドロイドで動作させたいゲームに特化させた機体だ。






また、ある意味で一番のセールスポイントは


WINシリーズやPOCKETと比べて、XDシリーズは


低価格でサイフに優しい面だろうか。







WINシリーズやPOCKETに興味はあるが、値段で足踏みしているユーザーには


GPD社の入門品としてXDシリーズは最も適している。









<GPD WIN2>




五作目のGPD社の製品。




アマゾンのGPD WIN2のページ






これまでで一番人気と注目を集めることになった。


GPD社の社長がインタビュー記事で


初代GPD WIN1の全てを否定する勢いで、あらゆる面を改善してきたと述べた。






一言いっておくが、筆者は初代GPD WIN1も素晴らしい製品だと思っている。


しかし、製造者自らがそのような発言をするという事は、相当な気合の入りようだという事はうかがえる。






WIN2についての情報は、他のページで色々触れているので、ここでは割愛したい。








<GPD POCKET2>



六作目のGPD社の製品。




アマゾンのGPD Pocket2のページ






WIN2と同じCPUであるCore m3-7y30を採用し、メモリ8GB、本体ストレージは128GB。


画面サイズは7インチ(WIN2は6インチ)。windows10搭載。





最初のPOCKETからの他の改善部分はマイクロSDスロットがついた事や


USBの穴が二個に増えたこと、ファン停止ボタンの追加や、半角/全角キーがついた事などがある。


また、全体のキーサイズを大きくしたことで、打鍵性の向上を図った。





アナログスティック型のポインティングデバイスは廃止され、光学式のポインティングデバイスが


右上の黒帯部分の所に設置された。


右クリック、左クリックボタンは左上の黒帯部分の所に設置されている。












<それ以前のGPD社の経歴>





GPD社は元々は小さな下請け会社であった。





最初は中国JXDやフランスのおもちゃメーカーの基盤製造を請け負っていた。





しかし、途中から自分達オリジナルの製品を作って売りたいと思い立ち、


GPD XDを作り、次にGPD WINを・・・というように、自社オリジナルの製品展開への道を歩みだした。






今では自社製品の販売が軌道に乗り、好調なので、


昔のように下請け業務は行っていないようだ。






GPD社の製品は発想・アイデアの勝利の為か、


唯一無二となっていて、代わりがない。






大手有名PCメーカーと比べて品質に難がある部分があっても、


一部のユーザー達から熱烈な支持を受けてきたのはこの為だ。







また、ユーザーの声に耳を傾け、


不具合修正、細かいバージョンアップ、進化を遂げてくるので、その点でもユーザー評価は高い。







彼らが作るのを止めてしまったら、現段階では似た製品に乗り換えることができないので、


願わくば、このまま元気に製品作りにいそしんで頂きたい所だ。


















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