GPD WIN2 情報集積サイト
トップページに戻る
<換装用SSD情報>
GPD WIN2の初期搭載SSDは128GBである。
これで足りないと思う場合はSSDを換装して最大512GBのSSDに換装可能である。
GPD WIN2のSSDの規格はM.2 2242
<換装メリット>
・容量が大幅に増える
・SSDの速度が向上する
容量はともかく速度? と思うかもしれないが、SSDはその特性上
容量が大きいほど速度が上がるという特性を持つ(同じメーカーで比較すると分かりやすい)。
ゲーム(もしくはデータ)をたくさん詰め込んで、今より更に高速で動かしたい人等に向いている。
<GPD社の推奨する換装用SSD>
GPD社の推奨するSSDメーカーは以下である。
Transcend
Lenovo
ADATA
Plextor
その他大手メーカー製SSD
<GPD社の非推奨の換装用SSD>
GPD社の非推奨のSSDメーカーは以下である。
LiteOn
KingSpec
Teclast
その他ノーブランドSSD
※GPD社は推奨するSSD以外の
非推奨SSD積んでトラブルおきても知らないよ! と事前アナウンスしています。
<日本で購入可能な推奨SSDはどれ?>
今の所GPD社の公式推奨SSDかつ、
日本で簡単に買えるSSDはトランセンド(Transcend)製が有名。
GPD WIN2に積めるトランセンド製SSDの入手先は以下等がある。
<Amazonのトランセンド製512GB版>
Transcend 512GB SATA III GB/S mts400 42 mm M. 2 SSD Solid State Drive ts512gmts400S [parallel import goods]
Transcend SSD 512GB M.2 2242 SATA III 6Gb/s TS512GMTS400
TS512GMTS400S [512GB SSD MTS400S M.2 Type 2242 SATA-III 6Gb/s MLC NAND]
<Amazonのトランセンド製256GB版>
Transcend SSD 256GB M.2 2242 SATA III 6Gb/s TS256GMTS400
トランセンド・ジャパン 256GB M.2 2242 SSD SATA MLC
※現在トランセンドの512GB版SSDは人気すぎて品切れや高騰を頻繁に起こしています。
基本的にamazon推奨ですが、このSSDに限ってはイートレンドが出品してる楽天市場の物の方が
オススメです(安いし)。入荷してたらの話ですが。
(※2018年5月時点での話。後でどう値段や在庫が変動するかは分かりません)
(※値段が同じか安いならアマゾンの方がいいと思います)
<Dogfish製の480GB>
Dogfish SSD 480 GB NGFF 2242内蔵ソリッドステートドライブ
<Dogfish製の240GB>
Dogfish SSD 240 GB NGFF 2242内蔵ソリッドステートドライブ
<で、これは動作するの?>
両方とも動作する報告はツイッターやyoutube等で上がっている。
ただしあくまでも公式が推奨していない事を念頭におかなければならない。
KingSpecは特に公式から名指しで非推奨と言われているからDogfish以上にリスクは高い。
Dogfishは名指しこそされていないものの、推奨リストにない物なので察するしかない。
<考え方による?>
まずSSDが不良品だった場合、amazonが販売、発送している場合は購入から30日以内なら
すぐに返品・交換・返金が行える。安心のamazonである。
ただしこれは返品的な考えである。
動作する・動作しないという観点ではなく、その製品がGPD WIN2に与えるダメージも
あらかじめ考えておかなければならない。
SSDの発熱がひどすぎて本体にダメージを与える可能性や、その他の可能性もある(未検証)。
また、返品期間の30日以内は大丈夫でも、数ヵ月後にSSDがダメになる可能性もある。
どうしても安くて試したい人でもない限りは公式推奨の
トランセンド(Transcend)製の物を買った方が無難である。
あくまでも全ては自己責任で。
※実際に非推奨SSDは、すぐにSSDが使えなくなった報告なども上がっているので、危険率は高い。
大人しく公式推奨のトランセンド製にした方が安全。
<SSDの放熱対策>
SSDの仕組み上、容量が増えると発熱も増す傾向がある。
PCの熱を下げてやるにはヒートシンクや熱伝導シート、グリスなどが効果的である。
ただしGPD WIN2のSSDスロットは狭いのでスロット内にヒートシンクは厳しい。
無難なのが熱伝導シートを貼ってやることである。
以下がM.2規格の熱伝導シート。
<吸着力があるが剥がして再利用が難しいシート>
ワイドワーク M.2 SSD向け高熱伝導シート 熱伝導率12W/m・K 70mm×20mm×厚さ0.5mm WW-TP7020
<吸着力がないが剥がして再利用が可能なシート>
アイネックス M.2 ヒートシンク用 放熱シリコーンパッド HT-13
M.2規格であるが、残念ながらM.2 2242ピッタリの物は見つからなかった。
これはM.2 2242の規格がマイナーな物だからかもしれない。
M.2 2242はM.2 2280より小さいので、シートは貼る前にハサミで切って使えば問題はないだろう
Q:つまり?
A:シートの方がデカイから使えるよ!
※稀に氷嚢や凍らせた保冷剤などを熱くなったPCに当てて冷やそうとする人がいるが、自殺行為である。
理由は、結露するとPC内部に水滴が発生するからである。電気製品に水は大敵。
<もしもトランセンドのSSDを買って使う時の注意点>
トランセンドのSSDを買って放熱シートを貼り付ける前に一つ注意が必要である。
トランセンドはありがたいことに三年保障を行っている。
つまりGPD WIN2で酷使して壊しても三年以内なら
修理・交換・返金のどれかをしてあげるよ!ということである。
※正規販売品のみ。中古や並行輸入品は保障対象外。
<トランセンドで保障を受ける条件>
ただし、保障を受けるにはいくつか条件がある。
・買った時の保証書等を全部とっておく、
・購入から30日以内にトランセンド公式HPから製品ナンバー登録をしておくこと
・物理破損はダメ。またSSDに貼ってあるラベルシールを破損・はがしたらダメ。
具体的にはトランセンド公式の保障規約を読もう。
↓
https://jp.transcend-info.com/Legal/index.aspx?no=7
<SSDに貼ってあるラベルシールを破損・はがしたらダメ>
意外とここでひっかかる人がいるかもしれないので記述。
・SSDに貼ってあるラベルシールをはがすとダメ→わかる
・実は熱伝導シートを貼る時はSSDのラベルシールを
はがして貼った方が冷えて効果的→え?ま、まあラベルシールそのままで貼るよ
・熱伝導シートは粘着力があるものが大半なので、
熱伝導シートを剥がすと下のラベルシールもはがれる(破損する)→保障受けられない
というコンボがあるので、トランセンドのように長い保障があって
保障を大事にしたい人は、粘着力のあるタイプの熱伝導シートは鬼門である。
<粘着力の無いただのシリコン製な熱伝導シート>
ここで登場するのがさっき一度紹介したアイネックスの作った
アイネックス M.2 ヒートシンク用 放熱シリコーンパッド HT-13
この熱伝導シートである。具体的にはアマゾンレビューでも読めばわかるが
これはシールのような粘着力が無いので、SSDに乗せて外してもSSDのラベルは破損しない。
だがシリコン製なので、乗せただけでSSDの凹凸に合わせて吸い付くように乗ってくれて冷却効果が高い。
という事なので、保障も維持したまま、SSDを冷やしたい人にはもってこいのアイテム。
<保障を気にせず、とにかく更に冷やしたい人は?>
SSDの保障なんかいらないから、とにかく冷却性を高めたい人は
まずラベルシールをはがして、粘着性のある熱伝導シートを貼ろう。
その場合のオススメは、こちらも一度紹介したが、こちら。
ワイドワーク M.2 SSD向け高熱伝導シート 熱伝導率12W/m・K 70mm×20mm×厚さ0.5mm WW-TP7020
同じくシリコンだが、こちらは粘着力があるので、よりSSDに密着する。
(ただし両面粘着タイプなので、片面は剥がさないこと)
冷却効果はこちらの方が高い。
<初期装備のSSDは?>
ここまで換装用SSDについて書いてきたが初期装備の128GBのSSDについても触れたい。
<換装せず最初のSSDのまま使う人>
パソコンを買った時に最初から搭載されているSSDのままでいいよ派も多いことだろう。
ちなみに、出荷時から搭載されているSSDは最初からメーカー交換保障などはないので
保障を気にしてラベルシールを気遣う必要は無い。
遠慮なくラベルシールをはがして粘着性の高い熱伝導シートを貼ってもいい。
※(勿論、それでもラベルシールをはがさず、粘着性の無い方のシリコン製熱伝導シートの方を貼ってもよい。お好みで)
ELUTENG SSD M.2 ケース 2230 2242 2260 2280
GLOTRENDS M1E M.2 2230 / 2242 / 2260 / 2280
M.2 SSDケース NGFF 2230 / 2242 / 2260 / 2280
<SSDスロットを開ける為の精密ドライバー>
GPD WIN2はユーザーがSSDを換装しやすいようにネジを一本外せば
SSDスロットの裏蓋を開けられるように設計されている。
ただしこのネジは非常に小さく、メガネのネジ用の精密ドライバー等ではないとちゃんと回せない。
少し大きなドライバーで無理にネジを回そうとするのはオススメしない。
無理に回そうとしてネジ穴が潰れてしまうとお手上げになるからだ。
ネジ穴が潰れてしまってから慌ててサイズにあった精密ドライバーで回そうと思っても、時既に遅しとなる。
最初からサイズにあったドライバーを使おう。
<ではどのドライバーがいいのか?>
000のプラスドライバーがオススメされている。
000というのはサイズを表している。
+000という表記がされている場合の「+」はプラスドライバーのこと。
ちなみに000サイズと00サイズでは、
000サイズの方が小さく、00サイズの方が大きいという意味である。
<000サイズのプラスドライバー>
どれを使うかはお好みで。
SSPOWER(エスエスパワー) 絶縁精密ドライバ (+)000 P0320S
アネックス(ANEX) スーパーフィット 精密ドライバー +000×75 No.3510
<GPD WIN2専用のSSDの金属蓋・メタルカバー>
GPD WIN2のSSDの温度を下げる道具として、
GPD公式が後でオプションパーツとして販売。
それが金属製のSSDカバー。
元々の(購入時の最初の状態の)WIN2はプラスチックで出来ており、
プラスチックは温度を外にあまり伝えないメリットがあるが、逆に言えばSSD等への冷却効果はない。
CrystalDiskInfoというソフトを使って、負荷の高いゲームプレイ時のSSD温度差を計測してる人がいたが、
元のプラスチック蓋と比べて、金属蓋では(SSDの温度が)約10度ほど下がっていた。
(テスト時SSDは換装したトランセンド製。また、SSDのラベルシールはつけたままの状態で計測)。
(初期搭載SSDがBIWIN版の場合は、温度センサーがない?為かCrystalDiskInfoでは温度が固定されて表示されるとも言われている)
この金属蓋はある意味ヒートシンクの役割をし、
SSDの熱を金属蓋が吸収することにより、SSDの温度を下げる効果がある。
SSDの温度を下げたい人にはあってもよい道具だろう。
今だと日本アマゾンにも輸入されている。
SSDメタルカバー GPD Win2用 SSDメタルカバーセット 交換用 UMPC 放熱効果アップ 金属製カバー
ただし、SSDの温度は下げられるが、SSDの熱を金属蓋が吸収するということで、
金属蓋自体は熱くなる。
デメリットとしては、人が触ると最初のプラスチック蓋よりも熱く感じるということ。
SSDの冷却を優先する場合は、金属蓋を使用し、
人の感じるSSDのフタの表面温度を上げたくない人は、元からのプラスチック製フタを使うほうがいいだろう。
ちなみに、この金属蓋のセット内には、
・メタルカバー本体x1
・カバーを止めるネジx1
・高温接着テープ(High-temperature adhesive tape)x1
・熱伝導性シリコンフィルム(thermal conductive solicone films)x1
・シリコンラバー足x4
・説明書x1
の6点が付属している。
装着手順は説明書通りにすれば問題なく出来るだろう。
※何で16GBのUSBメモリ? と思った人に言うと、ファームウェアが9GBあり、
ファームウェアを使って換装用の新しいSSDにする場合に必要なため。
8GBのUSBメモリじゃ容量が足りない。
GPD WIN 2 Firmware & Driver & BIOS
http://www.gpd.hk/gpdwin2firmware
<追記>
上記文を書いた時から時間が経過し、
マイクロソフト公式が配布してるwindows10のバージョンが1803版になったので、
この方法は今だと推奨しない。
windows10のバージョンが1803版の場合、ドライバーが上手くインストールできないので
GPDが配布してるファームウェア(入ってるwindows10のバージョンが1709版)を使って
SSD換装した方がよい。
<結局どの方法でSSD換装すればいいの?>
3つの方法の中で、どれか一つオススメして欲しいという場合は
公式GPD社が推奨している方法(1つ目)を行うのが一番無難だと言えるかもしれない。
トラブル回避を可能な限りしたい人は公式推奨の方法が一番だろう。
<注意:SSD換装作業中はマイクロSDは装着しないこと>
SSD換装作業中、USBメモリのみなら正常に動作するが(そのUSBメモリが正常なら)
マイクロSDをWIN2に入れて換装作業をするとおかしなことになるという報告がある。
内臓カードリーダー、外部カードリーダー共に。
換装作業を無事に終えて通常のwindows10として普通に使えるようにセットアップするまでは
マイクロSDカードは挿入しない方がよい。
トラブル回避の為に記載。
<それでも何か怖いんでSSD換装は諦めます派>
そういう人々がいてもおかしくない。むしろ普通だ。
そんな人のために、今度はSSD換装しないけど容量を増やしたい派に向けて
本体とは別の予備ストレージの増強方法を示す。
GPD WIN2にはマイクロSDとUSBメモリが一つずつ装着できる。
大容量のマイクロSDで、現時点で日本で簡単に手に入る物は
サンディスクの400GBの物が有名。
SanDisk Ultra 400GB microSDXCメモリーカード UHS-I
GPD WIN2 情報集積サイト
手の平サイズの超小型windows10ノートパソコン「GPD WIN2」。
ジョイスティックや十字キー、4色ボタン等のゲームパッド内臓。タッチパネル・キーボードあり。
※クラウドファンディングで出資した人は通常販売より先に入手しています。
AmazonのGPD WIN2販売ページ
<基本情報>
・GPD WIN2のスペック・初代GPD WINからの改善点
GPD WIN2の紹介&前代との比較情報あり
・どこで買うのがベスト?
販売店について
・保障と修理
不良品や不具合の場合
<ストレージ(容量)の増設>
・換装用SSD情報
SSD冷却アイテム等も紹介。 換装しなくても知ってた方がよい
換装方法も紹介
・USBメモリ・マイクロSD情報
マイクロSDの対応規格も記載。
・公式ドライバ・ファームウェア
入手先
<トラブル>
・報告されているトラブル・不具合
個体差があります
・windows10の自動アップデートをしない設定方法
既にアップデートしてしまった人向けに、
前のバージョンに戻す方法も紹介
<持ってた方がいい道具>
・周辺機器おすすめ情報
保護フィルム、防塵コネクタ、ポーチ、放熱対策グッズ、外部出力HDMI……その他色々
・使用可能な充電器
初期付属ACアダプター以外での充電可能な物
<ゲーム関連>
・おすすめ外部コントローラー
任天堂のジョイコン・プロコンが使える? プレステやXBOXコントローラーも
内臓ゲームパッドの弱点と寿命の延ばし方。
・動作するゲームの目安
低負荷設定を行うとよりよい
<便利ソフトウェア>
・ボタン設定変更ソフト
JoyToKeyやController Companionについて
・ウイルス対策ソフト
安心の大手製
・一部ゲーム画面表示の不具合の修正ソフト
横半分が表示されない・表示が縦の場合
<歴史>
・GPD WIN2の経緯と遍歴
これまでの出来ごと
・次のGPD WIN3の性能予測、いつでるのかについて
あくまでも目安
・GPD社の歴代製品一覧
唯一無二の製品
AmazonのGPD WIN2販売ページ